小学生年代で必要なこと

みなさん、こんにちは!!

サッカーというスポーツは、

『表現』のスポーツであると思っています。

ボールを持った時に

自由に自分の思ったことを表現できることが

サッカーの楽しさであり、醍醐味ではないでしょうか?

そして表現するにあたり

『選択肢』がもっとも重要になってきます。

選択肢が多い選手=表現ができる選手

表現ができる選手=良い選手

「正確にパスが出来る!」

「ボールがキープできる!」

「ドリブルがうまい!」

「スルーパスが出せる!」

「シュートを決めれる!」

選択肢は色々とあります。

その選択肢を増やす土台を

小学生年代+中学生年代で養うことが大切で

この年代の指導者がすべきことの一つであると思っています。

よくサッカーを見ていると

『判断』という言葉を聞きませんか?

『判断』とは

『選択肢』があってはじめて『判断』できるかと思います。

「判断を速く」なんて言葉を耳にする機会が多いですが、

①見えているところにパスをする、

②とにかく監督の指示に従い大きくボールを蹴りだす

③チームメイトに言われてボールを渡す

これらは『判断』ではないと思っています。

特に小学生年代で必要なことは

「判断する時間をつくれること」が

非常に重要だと考えています。

選択肢を大分類すると

「シュート」「ドリブル」「パス」の三つになります。

これらを使ってより多くゴールを奪い、点を多くとったチームが勝つ。

これがサッカーです。

ドリブルするのか、パスをするのか、シュートなのか、

自分でゴールまでのイメージを描き、

選択肢の中から選ぶこと、すなわち判断すること、が非常に大切です。

■選択肢を増やし判断する時間をつくるには…

選択肢を増やし判断する時間をつくるには

ボールをストレスなく扱うことができることが前提となるかと思います。

しかし

ボールをストレスなく扱うのにはとても時間がかかります。

一朝一夕でできるようにはなりません。

それには、前回お話したチャレンジを続けていくことが必要です。

頭のせ、ジャグリングなど、

一見無駄だと思われる練習をすることもあります。

それは、まず成功体験から出来た喜びを知り、

自ら練習するようになる布石であることが多いです。

プラスして

子供たちは大人の発想を簡単に超えていきます。

ベースをつくったあと、

私たちでもびっくりするような技を編み出す選手もいるので

それが楽しみでもあり、子供たちの発想力につながってくれたらいいなと思っています。

それには『時間』が非常に必要です。

選択肢を多くし

判断を的確に出来るようになるには時間がかかります。

しっかりとボールを持たせ、

ドリブルをするのか、パスなのか、シュートなのか

の判断が出来る選手を育成していこうと思っています。

最初は、スタッフ、選手また保護者のみなさまにも

我慢の時間が必要となりますが、

必ず成長している姿が見れるようになるので安心して下さい。

選手に伝えていることは、

『ボールをもったらうまくなるチャンスだぞ』です。

今の時期は選手がボールを持ってうまくなる時期。

まだまだ相手の嫌なことを選択できるようになるには時間がかかります。

なぜボールを持つのか、

→ボールをストレスなく扱うことができる

→選択肢が増える

→判断できる

→自分の思ったことを表現できるようになる

ということを

子供たちにも何度も何度も伝えて共有していきたいと思っています。

それには、試合で勝てなかったり選手、保護者のみなさまにも

我慢していただくときもあるかと思いますが

少しの変化を楽しみながら試合や練習を見て頂ければ嬉しいです。

今後ともよろしくお願いいたします。

Tominami SC

スタッフ一同